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残雪期・白馬岳主稜(絶景の細尾根イグルー泊)

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ちょうど一年前の白馬岳(白馬大池より)の山頂で、白馬岳主稜から登ってくる登山者に出くわし、山頂から覗いた白馬岳主稜のうねうねした白い尾根に魅せられて。。。来年は絶対にこの白馬岳主稜を登ってやると心に誓った。

参考・関連動画
残雪期・白馬岳(稜線上にてテント泊)
   • 残雪期・白馬岳(稜線上にてテント泊)  


その白馬岳主稜ですが、今年は山の雪が少ない。。。かなり少ない印象である。ここもうかうかしていたら、あっという間に賞味期限切れとなるのは必至。タイムリミットが迫るなか天気のタイミングをひと月ほど前から覗っていました。


この白馬岳主稜ルート、日帰り登山者もそれなりにいるのですが、あの絶景は宿泊して味わいたい。しかし垂直に見える雪壁をたくさんクリアしなければならないルートだけに、いつものように20kg超の荷物を背負ってという訳にはいかない。ということで今回はバックアップテントを持たずのイグルー泊で軽量化を実現しこのルートに臨む。宿営地として狙うは白馬岳主稜の第5峰付近。この2,400mを超えたあたりまで1日目に進むことができれば、2日目が随分と楽になる。そう山頂への核心部の雪が緩んでいない時間帯に山頂アタックをすることができるのだ。


ついに、(初の)白馬岳主稜に挑戦してまいりました

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この時期、猿倉林道がまだ冬季閉鎖中なので、二股ゲート(おびなたの湯)手前の駐車場で山友さんと(待合せ)合流。5:30すでに多くの車がとまってました。(10数台。。。まだ余裕あり)

朝から、めっちゃいい天気でテンションあがります。
冬季ゲート前から猿倉山荘(猿倉登山口)まで1時間45分くらい林道歩きです。早朝は薄い氷が張ってある箇所たくさんあって滑ります。気温はマイナス2,3度くらい。

猿倉山荘から白馬尻まで1時間15分くらい。。。雪崩跡などが圧巻でした。
通常は宿泊する場合は、この白馬尻でテント泊をするケースが多いのですが、今回は細尾根でイグルー泊をしたいと思っているので、装備をピッケル、アイゼンに換装して主稜に取り付きます。

白馬尻から8峰がどぉんと見えます。わりと近くにあるように見えるのですが。。。結構遠いです(目の錯覚です)。そこまで2時間くらい掛かりました。とくに下部は斜面にクラックが入っていたりする場所があり、雪崩が起る危険性が高いと思うような場所がたくさんありました。一部地面も露出。

8峰から7、6峰。。。細尾根を進みますが、トレースとステップがしっかりついているのでなんの迷いも感じません。1時間弱程度で6峰通過。。。気温があがり雪はかなり緩いです。

6峰から5峰へ(宿営地選定)
5峰付近を宿営地としようと考えていたのですが。。。先行の3名の登山者が5峰上で宿泊する感じだったので、場所が取れないかもしれないと思ったのと、時刻も14:00近くになっていたので5峰まであがらず、その手前でイグルーを作成するのにちょうどいい斜面を見つけたので、5峰手前の細尾根上を宿営地と選定しました。


今回は軽量化のために、バックアップのテントを持って来なかったので、ちょっとプレッシャーはあったのですが、雪質、雪の量も問題なく無事(約2時間半で)に7基目のイグルー(7戦全勝)を完成させることができました。


翌朝いよいよ山頂に向けてアタック開始
3時起床、4時半に出発予定としていたのですが。。。少し撤収作業に手間取りまして5時にイグルーを出発。早朝の気温はマイナス4,5℃くらい。。。。雪が程よく締まっており、アイゼン、ピッケルの刺さりもバッチリでした。ヘッデンの登山者も尾根上に動き始めているのが確認できました。いよいよです。5峰の上には昨日の先行の3名の登山者がいました。やはり5峰上で宿泊されていました。


後の尾根上にソロ、4名、2名の登山者の姿が確認できます。


4峰、3峰、2峰へ
だんだんと厳しい垂直の様な斜面がたくさんでてきますが、早朝で雪が締まって不安なく登ることができました。やはりダブルアックスがあると安心感あります。


2峰のコルから山頂アタック
ここでソロの登山者が追いつてこられて、先に山頂へ登ってもらうことにしました。事故防止のためにも、ある程度間隔をあけて登る必要があるかと思います。2峰でソロの先行者が登っていくのを見ながら、少し間隔があくのを待ってからスタート、山友さんも私が中腹くらいまで登ったあとにスタートしました。たくさんの登山者が前日までに登っているのでしっかりとステップ(トレース)があり、7時ごろということもあり、雪も締まっていたので一歩一歩進んで、なんの問題(不安)もなく最後の壁を登りきることができました。


山頂では、白馬大池方面から登ってきていた、知り合いにあったりしてびっくり。無事、念願の白馬岳主稜をやりきることができました。今回も、こんな山にチャレンジできたこと、ご一緒頂いた山友さんのお陰につきます。白馬岳主稜の経験者でもある彼女と登れてとても安心感がありました。本当に頼もしい山友さんです。ありがとうございました。本当に感謝です。


あとは、時間にも余裕があったので白馬旭岳に登ってみようかなんてことも少し考えましたが。。。予定通り大雪渓を通って下山しました。



ご自身の経験、天候、コンディションを見極めたうえで参考にしていただければ幸いです。(雪の状態、トレース、天候でかなり難易度変わると思います)


行動時の飲用水
1日目1.2L
2日目1.5Lほど

#白馬岳 #白馬岳主稜 #冬季バリエーションルート #白馬尻 #イグルー泊 #冬季テント泊 #登山 #冬山登山 #冬季バリエーション

ー・ー・ー・ー・ー・ー・忘備録(基本情報)・ー・ー・ー・ー・ー・ー
・日中の気温
1日目 215℃くらい
2日目 415℃くらい 
宿泊時イグルー内はマイナス1,2℃。。。外はマイナス4℃くらいかなっ

・冬靴、冬季手袋、バラクラバ、ヘルメット
・滑り止め(アイゼン12本)
・ダブルアックス、スノーバスケットを装着したトレッキングポール
・ガス缶 厳寒期用
・水作りセット

イグルー泊地点について
第5峰手前の2,465m付近の北側斜面
・スコップ(シャベル)要、スノーソー
・イグルー内はマイナス1,2℃
・シェラフはモンベルダウンハガー900#1
・シェラフカバー要ります
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1日目 山行 約8時間 休憩含む
05:55 二股ゲート手前駐車スペース
07:40 猿倉荘
09:00 白馬尻荘
14:00 2,463m5峰手前
イグルー泊(制作2時間半)


2日目 山行 約8時間 休憩含む
05:00 2,463m5峰手前
06:40 2峰あたり
07:40 白馬岳07:55
08:05 白馬山荘
08:30 白馬岳頂上宿舎
09:20 岩室跡付近
10:20 白馬尻小屋
10:30 白馬尻荘
11:10 猿倉荘
13:00 二股ゲート手前・駐車場

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posted by juanoclockp9