名古屋市の繁華街・栄に完成した中日ビルが23日、全面開業した。5年をかけて建て替えられ、商業施設やオフィス、ホテルなどが入る複合ビルとして生まれ変わった。

式典には愛知県の大村秀章知事、名古屋市の河村たかし市長、名古屋商工会議所の嶋尾正会頭、中日新聞社の大島宇一郎社長と地元関係者が出席。プロ野球中日ドラゴンズのマスコット「ドアラ」もスペシャルゲストとして一緒にテープカットし、盛り上げた。

　中日ビルは地上33階、地下5階建てで高さ約158メートル、延べ床面積は約11万7千平方メートル。中日新聞社の子会社で、中部日本ビルディングの井戸義郎社長は「中日ビルに行けば、新しい出会い、わくわくが待っている。そんなビルにしていく」とあいさつした。

　低層階はレストランや雑貨店などが入居。45階に中日文化センター栄、6階にはコンサートやパーティーなど多目的に使える「中日ホールカンファレンス」が入り、先行営業している。

　922階はオフィスフロア。2432階は高級ホテル「ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 名古屋」で月から営業している。93のテナントのうち、名古屋初出店は31に達する。


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