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伊勢正三作品集《イルカ×伊勢正三》/あの頃のぼくは、なごり雪、雨の物語、海岸通、傘の雫 (Lyrics)

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utahime2637

全曲とも、唄イルカ、詞・曲伊勢正三
【目次】
0:04 あの頃のぼくは ('74)
4:19 なごり雪 ('76)
7:56 雨の物語 ('77)
11:25 海岸通 ('79)
15:14 傘の雫 ('96)

・・Lyrics・・
♬あの頃の僕は♬
あの頃の僕は若すぎて
君の気まぐれを許せなかった
そんな君のやさしさは
おとなびていました

机の上に編みかけの
セーター残していったまま
朝から続く雨の日に
泣きながら飛び出していった

君はもう この古いアルバムの中の
想い出の女として
小さな灰皿の中で燃えてゆくのです

君の長い髪はとても
素敵だったと言いたかった

別れの言葉が夢の中で
こんなにきれいに響いてます
心のほんの片隅で
つぶやいた言葉

たとえば誰かの小説の
ひとつの甘いフレーズとして
僕の心の本棚に
しまっておけるものなら

君はもう 二人でいつも買ってた
合挽(あいびき) のコーヒーの
あのほろ苦い味も忘れたことでしょう

今は一人部屋の中で
コーヒー沸かしているんです

♬なごり雪♬
汽車を待つ君の横で僕は
時計を気にしてる
季節はずれの雪が降ってる
「東京で見る雪はこれが最後ね」と
さみしそうに君はつぶやく
なごり雪も降るときを知り
ふざけすぎた季節のあとで
今 春が来て 君はきれいになった
去年よりずっときれいになった

動き始めた汽車の窓に
顔をつけて
君は何か言おうとしている
君の口びるが「さようなら」と動くことが
こわくて 下をむいてた
時が行けば 幼ない君も
大人になると気づかないまま
今 春が来て 君はきれいになった
去年よりずっときれいになった

君が去った ホームにのこり
落ちてはとける雪を見ていた
今 春が来て 君はきれいになった
去年よりずっときれいになった
去年よりずっときれいになった
去年よりずっときれいになった

♬雨の物語♬ 
化粧する君の その背中がとても
小さく見えて しかたないから
僕はまだ君を 愛しているんだろう
そんなこと ふと思いながら

窓の外は雨 雨が降ってる
物語の 終わりに
こんな雨の日 似合いすぎてる

誰もが物語 その一ページには
胸はずませて 入ってゆく
ぼくの部屋のドアに 書かれていたはずさ
とても悲しい 物語だと

窓の外は雨 あの日と同じ
肩を濡らした 君が
ドアのむこうに 立っていたのは

窓の外は雨 雨が降ってる
いく筋もの 雨が
君の心の くもりガラスに

♬海岸通♬ 
あなたが船を選んだのは
私への思いやりだったのでしょうか
別れのテープは切れるものだとなぜ
気づかなかったのでしょうか

港に沈む夕陽がとてもきれいですね
あなたをのせた船が小さくなってゆく

夜明けの海が悲しいことを
あなたから 教えられた海岸通

あなたの言うとうり 妹のままで
いた方が 良かったかもしれない

あなたがいつか この街離れてしまうことを
やさしい腕の中で 聞きたくはなかった

まるで昨日と同じ海に波を残して
あなたをのせた船が小さくなってゆく

♬傘の雫♬ 
時には雨の街角 待ち合わせたね
君はすまなさそうにそっと
雨に濡れた傘をたたんだ
時計見ながら

着て行く服選んで 迷う時ほど
会えばすぐそんなことなど
恋は忘れさせてくれる
そんなひととき

傘の雫で床に書いたプロポーズに
気づかなくてそのまま時は流れた

もしも流れる時間を
先回りして分かっていたなら
誰も代わりは出来ない
君だったことに気づいていたのに

街行く人波から もてはやされた
昨日までの店が突然
姿消したりするような
流行り廃りに

誰もが惑わされて 生きてきたから
自分らしく飛べる翼も
いつか邪魔になってしまう
飛べないふりして

もしも都会に迷い込んだ
冬鳥でもいつかはまた
海を渡る日が来る

だからも一度会いたい
君といた頃の自分に会いたい
そして悲しいくらいに
純粋な夢捜しに行きたい

もしもこの長い雨が
今もその胸を濡らしているなら
恋という辛い雨を
砂のように受け止めてあげたい

posted by goksitec1