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今年もクリスマスシーズンの到来となりましたが、聴き慣れた昔のクリスマスソングがうるさいほど街にあふれかえった昭和の思い出・・・。あの頃、12月ともなると各商店街ではクリスマス商戦たけなわという異様に高ぶった雰囲気となり、24日のイブの日にはあちらこちらの店でクリスマスケーキのたたき売りのような賑わいもあった。それがここ最近にコンビニなどで流れる和製ポップのクリスマスソングにとってかわられたのは一体いつ頃からだったのだろうか

元々、欧米で流行ったクリスマスソングというのは主に教会の聖歌や讃美歌を中心とするキリスト生誕を祝う神聖な曲たちとサンタクロースの活躍を中心とした子供たちへのシンパシー思いやりの二つからなっていたようで、最近はその他にも大人の恋やロマンを絡めた曲なども多いが、こうして聴いてみると昔流行ったクリスマスソングというのは本当に夢があったんだなあと思う。

それにしてもサンタクロースという架空の存在に世界中の子供が騙されたふりをしながら大人と子供の化かしあいが延々と続く世の中というのは大丈夫なんだろうかとフト思う事もあった。もちろん多くの子供はある一定の年齢に達するまでは純粋にサンタクロースの存在を信じているようなのだが、自分の子供時代を振り返るとなぜ煙突もない部屋にサンタクロースが入ってこれるのだろうかと、疑問をもった覚えはある。しかし布団の中で寝たふりをしながらも、枕のそばに置いてあるらしい置物が気になって中々眠れなかったという記憶も・・・。

日本伝統のお正月では正真正銘の親からのプレゼントであるお年玉が配られるので、子供たちにとってはこちらの方がすっきりしていて、何のわだかまりもないが、欧米の風習をまねたクリスマスのプレゼントは決して口に出していけない妙な違和感と同時にお金だけではない尊いなにかを子供の時から感じてきたことも事実だった。

世の中の現実をまだ知らない子供たちの世界観は虚構ではあっても、その夢の中で育っていた経験は大人になってからも決して忘れてはならない大切な経験だったのではないだろうかとあらためて思う事もある。


《動機とコンセプト》
以前、長期入院時にジェットストリームを聴きながら癒された経験がありました。最近は持病の不眠症の改善にも音楽が役立つことを実感しています。故城達也のナレーションには宇宙と一体化した魂の安らぎや永遠への希望が感じられます。このYouTubeのタイトルを“My ジェットストリーム”としたのは、故城達也氏の世界観にあやかりながら、音楽を聴くだけで世界一周の気分を味わうことができればどんなに楽しいだろうかと思い付いたのがきっかけです。……と同時に、音楽を聴きながら〈昔を懐かしむ〉というもう一つの強い動機がありました。選曲はジェットストリームと同じく一流のオーケストラの楽曲を中心にしながらも適度な私的遊び心も満喫したいとの思いからジェットストリームにはあまりない有名な歌手の歌声も数曲入れています。あと曲順にも一応こだわってます。

《音楽著作権問題について》
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